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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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道行恋苧環/妹背山婦女庭訓

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人形浄瑠璃文楽2月公演 第3部

みどりの道行

清治さんはカッコイイ
といつものセリフそれだけで

終わりにしてみたい


シアワセと思わなくてはいけないでしょう
清治さん率いる道行を

でも何かと複雑
私だって多少は複雑なのです


--面影かくす薄衣--

そしてーー
三味線、清治さんの三味線のお値段は??
なんて考えている俗人は誰だ
でもねそんなこと考えるのも清治さんがあまりに重い方だからです

雑念が
えーい余計なことを考えてないで真剣に聴くんだ~

呂勢さんの見台が替わったわ
関取千両幟のときは笹と海老でしたのに
なんとグレーだわ、渋い、そして珍しい

おしゃれねえ
ますますセレブ感

あ、笹と海老の意味を教えてくださるかたがありましたの
ま、ともかくおめでたい、簡単にいえばそういうこと

このブログってほんっっとーーーに反応がないんですけど
たまーーに、ほんとにたまにメールくださる通な方がお1人いらっしゃいまして
いつもありがとうございます
呂勢さんの後援会会長と言っても過言ではない方でらっしゃるらしく
そんなすごい方が・・
重ね重ねありがとう存じます(そいうえばメールにお返事しておりません)

浅葱が落ちる

みてみて私
とそこにいる人は主張しない

んまー
しもぶくれのかわいい人はどなた?
え?
タチバナ姫さんですか

あれーなんかいつもの、これまでのタチバナさんとなにか違う
なにがちがうと言われても
わからない

でもタチバナです、と顔に書いていない、この女子はどなたでしょう??
いえタチバナさんは主張はしないのです
それはお約束です、そんなことは知っているわ

ここにいらっしゃる方が橘姫であることはわかる
誰が何と言おうと橘姫であるのだが
何か、なぜか、キャラがつかめない
つまりこれまでの橘姫と何かが違っている


求馬出る
アタシはもうどっきどきでございますけれど
どきいっ!とするの和生さんの出は

求馬
この悪い男

--やあー恋人か--

たかーく、私は美しい、と誇らしく立って下をみつめる
かなり遊び人風、そんな着付けですが
それなのに品性ありすぎる
そしてまたどきいっとして、心臓によろしくないです

そして彼女はやはりタチバナにはみえず
なぜだ

新しいタチバナ像を追求したか
(たぶん違うと思う)

求馬がタチバナの頭をツンとつついてみせる
この男・・・
はずかし、とポーズをとってみせる女
あくまでそれはポーズであり

わからないこの女

もともとこの浄瑠璃において橘姫のキャラクターは確立しているのだろうか
そうは思えない
しかしこれまで観てきたのはまがいもなくその茫洋としたタチバナだったのだが
特に主張はないがまがいもなく貴人であり、それが橘姫の橘姫たるゆえんであったのだが

ところがこの人は違うのです

品が悪いというのではありません
むしろよいのですが

なんでそんなことで頭ぐるぐる回ってなくちゃいけないのかしら
でもますますぐるぐるだわ

求馬を観よう
恐るべき色気、ありえない品性と色気

左遣いさんが羽織の紐に手をかける
ほどく

クールビューティー表情、たたずまい、すべてが冷徹、冷酷に美しい

だめー どきいっとする

タチバナは求馬に縋ってみせる
打算同士なのだ、ちょうど良いのだ

上品ではあるが
ミステリアスでもない
タチバナは茫洋としてとらえどころがない、それはそうなのだが、それでよいのだが

何が彼女がこれまでのタチバナとは違うと思わせるのか
何が難なのか(いけない、難と言ってしまったわ)

求馬は襟造りかた、合わせ方、曲線が一天の曇りもなく
そして帯の曲線が発する色香は間違いなく男のもの
現実にはありえないものがそこに存在している
だから人形芝居を観るのだ

あ、お三輪を忘れていた、それはいけない
これがまたとてつもなく可愛い
この上なく可愛い

これまでの観た中でもとびきりの可愛らしさ

甘い、スイートである
ほどよく子どもである
そしてほどよく女の色気が醸成し
紋壽さんの表現はあまりにも的確である

カシラが求馬とつり合いがよい
同じ娘でもいろいろあるがここではぴたりと嵌った
そしてそれは表現力あってこそだが

お三輪の心と体をみごとに融合させている
これはなかなかできることではない
そのバランスを崩し頭を、首をかしげなくてはならない人形が数々私を苦しめてきた

タチバナは表現的にすべるわけではないし、難とは言えないのかもしれないが
存在感が薄いのだろうか?
でもこれだけ悩ましいということは存在感があるということか

美しくはあるからよいとするか

求馬はお三輪を相手にはしていない
それは表情と体の芯が語っている
それがお三輪のかわいらしさとかわいそうさ、無邪気さをさらに強調する

ウンほんとにお三輪のカシラがよいのだ
はかなげで、悲しげで

席、下手でよかった
最初「うーーん、下手だったか~」と思ったけど
正解よ

ここの3人で庶民的な音頭に乗って庶民的に踊るのが好きである
庶民のためにこの3人は庶民になって踊ってくれるのだ

ありがと

橘姫は政治的目的から求馬に近づいた
それはそうなのだが
今は本気でお三輪と張り合う気になっている

それでも3人で仲良く舞う
こんなに心が一つになってよいのかしらというくらいに

私は人形が舞うのが好きである
ここで何度も書いているけれど、人形が舞うのが好きで人形浄瑠璃が好きになったのだから

ほうら苧環の糸をつけ
うふ

くるくるくるくるくる
人形遣いさんはどうやってあんなにくるくると回せるのだろうと何度見ても感心しながら
あれこれの雑念も、不満もすっかり忘れ

自分のおめでたさと芸能の確かさ
そしてファンタジーに感謝しよう

憧れの、いつまでたっても憧れの芸能を観る喜びにすべてを忘れ

求馬の美しさを追い
お三輪のこぼれるような可愛らしさを追う
橘の不思議さも受け容れよう

あなたたちのその
内面においても外見においても自分だけが美しいという精神が
あまりにも美しくクールで

陶酔する客席の私は置き去りになる

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