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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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傾城阿波鳴門 Pt.1

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人形浄瑠璃文楽9月公演

黒御簾
咲寿さんと清公さんのよう-大丈夫合ってました

ハッ、と清公さんが声かける


よしあしをなにを浪花の町はずれ

紋秀さんは飛脚なんですか
よく時代劇でみる飛脚の格好ではないのです、ふつうの町人みたい

お弓の出
キレイキレイ

世話じゃない、妖精じゃない
すーっと温かく高雅

額涼しい文雀さんの老女方
生え際が美しい

いつ拝見してもドキドキするほどの清潔な色気
たまらなくカワイイのに、なのに人を寄せ付けない天女の香り

理想化された究極の美を文雀さんは集約してこちらに伝えてくださる

体は曲線が類をみないほど美しい
胸の弓なりの曲線

くね、ではなくなめらかに揺れる

左は和生さんで
お弓が後ろを向くと、和生さんだけこちらをくる、と向いて控えていらっしゃる

そして寛治さんと津駒さんになる

寛治さんのイントロが終わるまでお弓は動かない

道へーーえーえーー
でこちらを向く、振り返る

とても女房らしい温かみ
かんざし抜いて、さきほどの手紙をさばいて開く、また髪に戻す

読みはじめる

--罪科になれぬ
で前にのめって、右手で
--サムライの家に生まれた十郎兵衛どの--と

黒い帯と襟
パキっとして武家の妻らしい

--口惜しい--と泣く、涙拭く

--くわーんぜおーん--で火打石で観音さまに灯を燈す

補陀落や 岸打つ波は三態の--

手を合わせているから和生さんは下に控えていらっしゃるのです
和生さんと思うと、ついそんなところも気になる

紋吉さんのおつる
上品ね、楚々として、そして賢そう

玄関前でご詠歌を唱え
--順礼にご報謝--

入り口に首を向け、まっすぐに立ち上がる

お弓、うなずいて--ドレドレ報謝しんじょう--

どこから来た?--阿波の徳島とな---

わけを聴こうと内へ
ととさんは--かかさんは--

ぐらっ
お弓が衝撃で揺れる

なつかしやっ
と飛び上がる、しかし、そこまででとどまる

話を訊きます

ひとりで旅する可憐な少女が--
あまりにはらはらさせられる

無事で旅してここまでたどり着いたことが奇跡である
どんな気持ちで

--よその子がうらやましい、母さんに髪結うてもらいたい--

寄り添う、そして言い聞かせる
そのまま抱きしめることはできなかった、ごまかさなくては・・・
お弓の頭の中で今、いったいどれだけのことがぐるぐる回っている

おつるは
恋しいととさん、かかさん、いつまでかかっても--会いたい
一人旅は
悲しい--どれだけツラいか悲しいか

この芝居は私でさえそのつらさに思い至るようにできている

だけど理想的なおつるです
人形芝居の子役って昔はもっとクサくなかったかしら

私年とって感じ方が違ってきたかしら
それとも演じかた、表現が変わってきたか

紋吉さんはもともと好きですけど
いいなあ、すっきり清潔感で貫かれたおつる

はっきり言ってしまうと
カミングアウトって感じですけど
この演目観てるはずですが、記憶にない
てことは観てないと同じ

こんな超有名な演目が

だってさあ
あまりかかってないじゃないの
見せてくれてないじゃない、それも全編通してなんてぜんっぜん

それを文雀さんお弓で
なんてことだ
運命ってわからないわね

そのわり浄瑠璃も読んでなきゃ、なんの下調べもしてないって--
私ってそういうやつです
開き直ります、開き直るだけが人生だ
それですべて済ませてきて、こういう人間になってしまったわ

あ、すみません
今プライベートあまりにあまりで私情が・・・

こんなかわいいナチュラルに上品な子が飛び込んできて
捨ててきた(違うかな)自分の子だわ!!!!!
と気がつく
なんと劇的な、いくら劇とはいえ(自分で何言ってるかわからない)

すがってくる
撫でさする
抱きしめる

甘い香り
親子から立ち昇るエロティシズムの香り

お弓の膝は甘い香りがするでしょう

上半身が、胸が、気持ちを語るたびにきりっと揺れる
それだけの覚悟で可愛い娘を置いてきたのだ、と

でも揺らぐ
揺らがないわけない

泣く
娘は泣く
悲しくなったら泣くのだ、心細い、目の前に甘えたい対象が現れた
甘い香りを発している
抑えることはできない
本能で泣くのだ

--母さまのように思われて--
あまりにも純粋で生きているおつるがそこにいて

去にとうない--

こう語られて
どうしたらよいの

そこまで言うこの子を去なせないでくださいお願いです
と私たち願う

--おいえさん、おいてくださりませ

この言葉をはねのけられるのか

置きたい、でも置けないのだ
今の自分たちの境遇

こんなかわいい子を、置くことができなくなったのはなぜ?
自分たちのせいでしょ
でもそれも運命、そうなることになっていた

せめてお金を--

針箱に紙包みがある

胸を使ってとりあげる
人形の表現は胸である
胸が遣えるかどうかがすべてを決する

--小判をたくさん持っています--
???
でも持たせるのです

あーーーん
演じる方はどれだけの感情を、命をここにこめるのか

芝居好きじゃないんですよ、私
人形芝居に夢中ですが、それはミーハーであるから
そして
人形が宙に浮かび、飛ぶファンタジー性に魅了されたから
それと音楽的な興味
芝居好きから入ったのではないのです

抱きしめてまっさらなさらしで2人がつながる

ひょい、と引っぱり寄せ
そして放り、戸を立ててしまう

奇跡でここまでたどり着いた子に戸をたてる

お弓、さらしかじってそれをはずし、帯の上に結ぶ

--南無大悲の観音さま--父母の恵みも深き粉川寺--
大夫さんのご詠歌が美しく漂う

仏さまは願いはきいてはくださらないのよ
仏さまというのはそういうもの

人形遣いさんの表情はつい観てしまう
紋吉さんの丁寧な心がそのまま表れる表情が好き

お弓突き動かされ
戸を開き、柱にすがり
--コレ娘、まいちどこちら向いてたも--

追いかける--連れて戻る--と本能で

--あとを慕うて--

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