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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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合邦庵室の段/切/Pt.1/摂州合邦辻

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人形浄瑠璃文楽 夏休み特別公演

咲大夫さんと燕三さんはあまりにも特別な方になってしまいました
サイコーです
って・・ほかに言いようがないんでそういうことで終わりにしますが


咲大夫さん
昔というか、10年くらい前まで苦手なような気がしてました
なぜか?
つまり、わかってなかったから、それだけ

なんかほかの大夫さんとは異質みたいな
そんな感じがしてたから
突出しちゃってたからかしら?

よくわからないんです

義太夫わかんないもん、つまり浄瑠璃が
(んじゃ人形はわかるのかい?と突っ込まれたら返す言葉はありません)

手短にいうと聞きとれてないわけです
文楽座観始めて、30年になんなんというのに
才能ないのね(聞き取ろうという意欲も才能のうちでしょ?それがない)

でもただぼーぜんと客席に座る10年を経て
しぜーーんにいくらか聞き取れるようになりましたのよ
一切の努力なしに
それ以降の進歩がまったくないのが困ったところ
いや困ってないけど

やっぱりお勉強好きじゃないんですね
とにかくぼーぜんと生きるそれが基本で
鑑賞態度もそのまま鋭意継続中(積極的)


えーーと

燕三さんは、ふんわり、ざらりとした音色でバラードを奏でていらっしゃる

フィルターがかかった音
フィルスペクターサウンド

しーんたるよるぅのぉ-みぃぃちーーぃ

暖簾から合邦道心
たばこ盆下げて出る
すきっとした色気

母はお花を阿弥陀様へ

--気は烏羽玉の玉手御前--

あれれ??
俊徳丸っていつのまにここにいるのだ

下手より
きゃあ~~
(絶叫せずにはいられぬ)

ぞっとするほどにキレイ、荘厳
静かに静かに、まったく空気を揺らさずに歩む

身をひそめていても目立つ奴は玉志さん
そうよ目立たなくちゃいけません

和生さんの袴の色、渋い

首をくるりとまわす玉手は生きている
この色香は生々しすぎる

玉手は室内を伺い見る
--かかさん、かかさんここ、あけて---とかわいい娘になってみる

父は--まだ生きているのか、あの女

--空耳であろうと、キセルを咥えなおす
うろたえもの--

母は--落ち着いているような?
素直に喜びの表情をみせる

--肌は触れても触れいでも、わが子に不義をしかけた畜生--

合力金?こうりょっきんと聞こえた

玉手がふるっとふるえた
心をあらわにする

死んだ、それとも幽霊--
と父は立ち上がる、高く立ち上がる

玉手は宙にすっと浮かんだまま
両手を合わせ泣きあげる、柱に背をつけ泣きあげる
でも乱れない--凛と冷静なまま

空中で
--ととさま、お憎しみはごもっとも--
憔悴して右手で弱々しく戸を叩く

幽霊なら--さぞひだるかろう--

母ならではのやさしさ、甘さで--幽霊を入れるのです
父もたまらずそれに乗る

戸が開いた

頭巾を取って飛び込む
その表情はすっかり--文雀さん

涼しい目
冷たい表情をつくるが、甘くとろける

でもそこにいらっしゃるのは和生さん
紛うことなく和生さんの玉手

安心してください師匠のではない
和生さんの玉手

そうか
ここで行われている百万遍は彼女のためであった

玉手の発するオーラは光り過ぎない
黒と白だけの人

その場面での燕三さんの音色は艶と光で輝く

母がすがる、抱きしめる
でも娘は顔をそむけたまま

若い、だからこその美しさの表現
人形を年相応に表現する--とてもむずかしいものではないでしょうか

母も空中でかわいく何を思うか

玉手がさやさやと舞う
手を広げ--なにわがた--

肚が据わってる、覚悟がみえる
彼女は浄瑠璃を先の先まで読んでいる

なんて美しい
たまてごぜん--ご、は鼻に抜くのですね

彼女は演じる、ひたすら演じ続ける
--俊徳さま

俊徳さまも素直に辻さんとめおとになればいいのにね
けっこう世間にしばられちゃってるの?

玉手は黒、と思っていましたが、白の部分が多い着付けです
それがかえってすっきり見える
文雀さんの千代みたい

文雀さんはもっと厳しい玉手ではなかったかしら

咲大夫さんと一緒に舞う
うしろふわり、なんてかわいい

めおとにして
とパパに手を合わせる
あまりのことに--足踏み鳴らし、刀を持って

辻ちゃんは怒らせるためにやっている
思惑通りである

母は--はよう尼になってたも
首くをくいっとひねる母がかわいくて

尼なんて、いやー
ぷーーん、と立ち上がり母をつきとばしてみせる

いやでござんす
これからあたし、色町風にするんだもんー、尼じゃダメじゃん
俊徳さまに惚れてもらうんだものー
ぜーっったいそーするんだから

辻はふるふる震えている
ドキドキで思い切った演技を打つ

父は頭から湯気を立てて怒る
うつむく辻玉手御前

それにしても
上品な玉手だ
いくらヤンキーを演じても
本質に品格、悲愴な覚悟、がある
そういう人であることが見事に表現されている

着付けは肩をはずしたようにされているけれど
それなのに品がいい
あまりにも清潔

凄みは確かに文雀さんのほうがスゴイ
まだカワイイ
両親に甘えてみせる甘さがなんともほんのりカワイイ

すがる母
そしてついに母は娘の首と肩をねじって

このおバカ娘っっ!!
いらっしゃいっと抱きしめ

暖簾奥へ引っ立てて・・・

あ...回った
咲大夫さんと燕三さん暗闇に吸い込まれ・・・

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