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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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小金吾討死の段/義経千本桜

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人形浄瑠璃文楽2月公演 第二部

文字久さんと喜一郎さんです
黒御簾内にメリヤス部隊がそろうのがみえる

この方の口上はいいな
最近口上のメンバーが入れ替わったようです、以前よりよくなりました

笹やぶ暗闇に小金吾一行の逃避行
若葉内侍と六代が足手まとい、というのはヘンなのですよね
この二人を連れていくのが彼の使命なのですから

逃げのびよう、逃げなくては
この貴人ふたりを安全な場所へ

でも彼はここで力尽きる
それがこの芝居では必然なのです
この悲しみってほかにはない
それくらい彼は悲愴


メリヤスが降ってきた

小金吾ひとりで戦わなくてはなりません

ツケととともに文哉さんの山賊
細棹が哀しく--バラードを奏でる
そして竹1本伐り出し

小金吾応戦しながらいったん下手へ


鬨の声とともに小金吾戻る
髪もほどけすでにかなりの手負いとなっている

さらに突かれた
助かりません

はっきり彼は刺されている
わかってる、わかってますとも

手負いの彼が、前髪の少年が
力振り絞り山賊を仕留めた
--サアしもうせし、うれしや--

そのうれしさを連れてどこにいく

内侍
--これ小金吾、小金吾いのう--

文字久さんとても品はよいのだが切迫感が不足
あまりにものんびりおっとりしてしまって

それにしても
内侍人形がいい
これまでほんとにこの人なんのために出てくるの?
小金吾の足手まといになるだけにか・・なんて本末転倒に思ったりしてたけど
心の高貴さ感じる存在感と美貌

そうか主役グループなんだ、とやっと認識しました
遅い、鈍い、なにをン十年観ているのだ阿呆め、たわけ

小金吾にもっと悲愴な悲しみがあるはずだがなあとまた少々不満
など感じているうちに

だからどうものんびり観てしまっている
いいのか悪いのか

二人を安心させようと
小金吾が最期の力ふりしぼる
内侍と六代は上手へ落ちのびていく

ゴーン
力尽きる

--消えにける
玉志さんが小金吾おいていく

小金吾の遺骸がそこにある暗闇に

玉也さんだーーー
(きゃっ♡と言いたいがミーハー控えめにしておきます)

そうかーまたストーリー忘れているのね
すしや弥左衛門じゃないの
一瞬だれだっけこの人?なんて平然と考えているのですよ

弥左衛門、小金吾をみとめる、が

ゆき過ぎようとする--
ハタと気がつき立ち止まる

ここの弥左衛門の心の動きが
さりげなく、なんと繊細に動いているのだろう
ぼんやり観てる客にまでわかるように
ゆっくりふつふつとそして軽やかに表現されている
なんてことだ

人間の演技ではできまい
玉也さんのお人形しかできまい
気負いのない弥左衛門がすべてを換えた


音楽
上手そでツレ弾きされているのですが
手は見えるのですがお顔は見えない
細棹です
ふつう床の右手の方の扉の中からですよね(客席からみて)
珍しい

弥左衛門、小金吾に近づき手をかける、何をする
----
包をかかえまっしふらに我が家をさして

そうでした

次の芝居に続くあまりに大事な伏線
そんな大事な人をなんとさりげなく静かに動かすのだろう
ステキ過ぎる

大袈裟な動きなどなにもないのに
これからのすべてを背負い暗示する弥左衛門
品の良い弥左衛門

忘れてはならぬのに

なんだかけっこうあっさりしてません?
なんてここまで観たのが

深いのだ
と弥左衛門に底のない暗闇の深さのように教えられ

この芝居の、段の深さはきっちりふたたび刷り込まれました
玉也さんにお礼を

忘れまいぞ(でも次回までにまた忘れます)

オーーン
床廻ります
さて次はもっともっとのんびりしたい

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