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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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椎の木の段/義経千本桜

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人形浄瑠璃文楽2月公演 第二部

通し上演してくれない
えーまたみどりでこれなのーうんざり~

と文句を言ってるくせにこういうポピュラーすぎるものもきちんと覚えているわけではなく
いつも観ながら思い出す、あーそうかそうだった・・と



でもねえ私義経千本桜は通しもずいぶん観てるのですよ
(ちゃんと覚えてないのはおいといて)

通しなら別なのがいいわね、復活とか
もう何十年も出てないのとか
そういうのを観せてくれませんかねえ

国立と文楽座が怠慢なのは確かよ
だけど
国立も文楽座もみなさまがどれだけタイへンかというのが
私たちにはわからない

だからどれくらい強く要望してよいのか
あるいはいけないのか
わからない

でも一応そういう希望あるんですけどー
くらいは言ってみてもよいのではないか
と一介の客として思ったりはしてる

人形芝居は萌えの対象であり、ただのミーハーであることは
特に恥ずかしいことでもありますまい

ということにして


椎の木ってどんなふうに始まるんでしたでしょう

山の中の茶店
茶店の女主人は、この地味なちょっと翳のあるきれいなひとは
そうよ

小仙さん
思い出した

で頭が河童ちゃんのかわいこは善太
それくらいは暗譜でなんとかなる

河童ちゃんは
玉誉さんだとなんかもっとセレブな身分の子かと思ってしまうけど
権太の子

これまでの印象だとこの母子
いがみの権太の妻と子
ラスト身代りにつながれた哀れな姿、それがすべて
(あの場面、黒衣一人遣いになるのでなんか余計どうでもよい扱いみたいに思わされてしまいます)

そういうイメージでどうも・・暗い、B級的役としてインプットされてきているのですが

きょうはしっかり存在感ある、芯が通っている
そこそこオーラもあって
よいお人形ですねぇ
この方たちの重さ、心の美しさがきちんと伝わるような
初めてそんな気持ちになりました

小金吾が若葉の内侍と六代の君を連れて茶店へ
小金吾若いなーまだ子どもです
そういう年代なのですものね

内侍の品のよいこと
カシラがなんともいわれぬほどの品格

文昇さんの品のよさ、先代の師匠から
そしてその後の文雀さん、和生さんの系譜から
文雀さんのカシラの意志の強さと品のよさ

芳穂さん女形の語りがまだ・・うーん
橡の実拾いになりました
千本桜なんだなーと感じる

ここで床替わります
松香さん休演で代役咲甫さん

ここも
うーーん
代役は難しいですね

これだけうまい咲甫さんも権太にはなれていない
ねばっこいのが個性ですが
それが権太にはそぐわない
私咲甫さん大好きです、念のため

それにつけても?
若葉の内侍がよいですねー
すーっとあたりを払うようでそれなのにやわらかく包むような品がある
まるで和生さん^^

勘十郎さんの権太はさっそうとしてではあるし年齢的異和感もない
簑助さんが印象に残っている
それに比べればふつうかもしれない

荷物取り違えて
おーーい
と思ったら、また戻ってくる、計算づく

でまたドンデン返しあるのよね
この芝居の伏線の張り方はすごい
浄瑠璃はみんなすごいけど
これはホントにスゴイと思う

ここの場面権太の左は勘市さんのようです

さっきこの地不安内につき、と小金吾に頼まれて薬を買いに行った小仙と善太が戻ります

内侍が小金吾を説得する
小金吾は少年らしい震えがある
かわいいんだ、小金吾ってそうだったのね

そして若葉の内侍が子どもを抱きよせかばいながら
綺麗
ホントに品がよいのです

こんなに内侍をきれいと思ったの初めてではないかしら
そして意思をしっかりと持って動いている

今まで観てきたこのひとは意思を持つ方ではありませんでした
つまらない人だな、役だな、と思っていた
ただのお人形でした

上市へ急ぎましょう
残念ながら権太の高笑いも今一つだけれど
しかたあるまい

善太と双六する権太
ここっていつも思う
権太は演技している、と
それを無邪気に突き抜けて見せなくてはいけないのだが

突き抜けてはいない
そうなの、困るの
簑助さんで権太を観てしまっていると
あそこまで仏のように突き抜けてしまっている創造物を眼前にしてしまうと
並大抵のことでは納得できなくなってしまう

困るのです

善太の左亀次さんかなあ・・などと根拠なく考えながら

勘十郎さんにしては権太が硬いような気がするのだ
これ何日目に観たんだっけ・・わからない

でも、必死で演技している権太を演技させている勘十郎さんはすごい
それは感じ取れる
これは誰にでもはできない

子どもが可愛い
権太ならこうだろう
こういうふうに接するだろう、こうして双六するだろう
そう演技させている
それが見事なのだ

なんてぼんやりしているうちに
小金吾討ち死にさせるために文字久さんが現われてしまう

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