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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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毛谷村六助住家Pt.3/彦山権現誓助剣

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人形浄瑠璃文楽2月公演 第Ⅰ部

お園うしろを向いて和生さんにかくまわれてお支度しています
いいなあ・・(何をうらやんでいるのか)

綿のさらしの頭巾をかぶって女房になる
六助は当惑ーーたじっ・・・だけど玉女さんとのんびり



自分の家なのに行き場ない
母を失った六助はひとりなのだ
でもみなしごどんが来て2人になったのね

トントントンとお園を運ぶ和生さんは
お園とどういう関係でらっしゃるのか
(われはまことは人間ならず)

人形遣いさんって
この世のものではないような
なんでも妖精にしちゃう私に言わせると妖精
そうなってしまうのですが

ここの和生さんはとても古風にみえる
和生さんのお人形って理論的、理知的ですが
だから現代的だと思うんです、基本

だけどここの
お園とふたりで一つの和生さんを眺めていると
とても古風な
だからこそこの世の方ではないような

容易に近寄れない方
と感じる
理知的だから、というのではなく
手の届かないいきもの、として

私わからないながら一度読んだ「吉田栄三自傳」のほの暗い雰囲気が好きで
谷崎の世界とも重なるし
あの中に和生さんの姿が浮き上がってるような
そんな感覚に捉えられている

お園のやってることが古風だからかもしれません
かまどに火を熾そうとしてるのですもの

でも人形芝居はみんなそうよね
私たちには時代劇
コスプレ
?!

深い手の届かない、あこがれ、とも言える世界に生きる人びとがいきいき動くのを
人形浄瑠璃一座の方々の手がみせてくださる

そのとき一座の方々は
なにもの?!
って私一人あっちにいっちゃてるかなあ


お園はさらに火吹き竹と尺八を間違えるというお茶目をしてくれる

六助のポーズが素敵ですこと
角に立ち柱にもたれ
片足組んで--思案

こういうポーズは人形しかできない
仁左衛門さんだってムリよ
(ま、あのお方はまた独自の人形ができない、ほかの人間もできない美がありますが)

でも思案のしようがあるだろうか

はてはてはて
油断がならぬぞ

疑わぬ六助も
疑った方がよいのでは、と考え始めているのか

母じゃ女房じゃと--いきなり次元の違う世界から現れた品格・美貌備えたこのひとびとは
SFではないのかこれは

六助と咲大夫さんが束になれば仁左衛門さんを遥かに凌駕するかっこよさである

いいのよ気にしなくて
大丈夫だってば

異次元から現われた美しい女子は
手甲をはずしそそっと坐り

--20才を過ぎて眉も落とさず、鉄漿もせず--
それには深いわけと覚悟があるのでございます

--娘のそのでございます
きゃ恥ずかしい!!とうつむく首の角度、なんて初々しい色香

吉岡の娘のそのでございます--
そこで六助は園をすすすsと持ち上げるように手で示して
上座へ運ぶ

父のことを語る
悲しい
はかないご最期

京極内匠をかたるとき
すっと緊張をみせる
六助にも力がこもる

ふるふるっと泣き崩れる
和生さんのこのときのポーズが好きなんです(ハート百万個)

手すりより高く浮いて坐るお人形のファンタジーと現実と
両方を行き来する揺れ

丸っこく甘くなったお園と六助
両方から感じられる安心感

クドキ舞う お園
華 清冽 甘さ
悲しみ背負いながら未来のある華やかさ

シンデレラストーリーみたいな
王子に出会えた

うしろぶり!!
拍手(しちゃった)

六助のひざに寄り添い
胸に顔埋めるーーををぉスイート

そして離れて手をついて
女房でございますおねがいします
とお行儀よく

ほんとに桃色の芝居
ふたりのうれしさがやわらかく広がってゆく

そして絶妙のキャラクター母さま
--母さまか--と障子をあけて
きちんとした武家夫人が妖精弥三松の手をとってそこに存在する

六助の手が長いーー

母は脇差2本お園に渡し六助へ

そして2人は酒を互角に酌み交わす
よろしくね、とごあいさつし、おほほほ・・・
妖艶になってみせる

そこに杣仲間たちが何を運んできたのでしょう
菰にくるまれた何か

衝撃の事件
ーーあのときの試合の相手の母

母を奪われ悲しみの底にある斧右衛門
斧右衛門はごちそうのお役であるようです
文司さんですもの

よいカシラですねー
眼がきらきら光っている、泣いている
眉毛がなんと魅力的な

斧右衛門の悲しみは六助とお園の悲しみと悔しさ

事実を知ることとなった六助
--おこったぞ~~
いくらお人よしでも

卑怯な--

お園と母もそこでくいっと立ち上がる伸びあがる
--へんしもはよう

そこできちんと母と女房になりました

のれん内へ六助
お園も

六助裃姿になった
よい殿御

こちのひと、のうわが夫(つま)とお園

お園のキモノ
ピンクかと思ったんです
でも違う

かぶりつきで観ましたら、紫です、うすーい紫
甘さだけではない、おとなの渋さがあります
ただの娘ではないのだ
そういう渋さ

梅の枝を折りとり
かわいい男六助の襟元に差してあげましょう
オオ恥ずかしい

母さまは椿を

ここで梶原源太景季の箙の梅の故事が語られる
風流

これから悲しみを喜びに変えていく希望とときめき
すてきな段切です

足拍子は人形芝居の命
なんてうれしいトキメキをくださること
足遣いさんへの感謝は限りない

花を開アクセサリとして襟元に飾ってこんなに似合う男がどこにいるでしょう
カシラ違うけど梶原源太と双壁の色男だ

さらに弥三松が魅力的なアクセサリになって
彼の存在も主役

主役は六助、お園
それはまちがいないのだけれど

咲大夫さんと燕三さん
このお二人の芝居はなんと晴れやかなのでしょう


明るい春の陽射しのまま
華をそのままに幕が引かれる、床まわる

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