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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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寿式三番叟

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人形浄瑠璃文楽 9月公演 第一部

小住さんが白湯の器を置いていかれました
白湯汲みはつかない

この演目で白湯汲みがつくってあるのかな?わからないけど


意識不明で生きている私は
そこに座られるのがどなたであるかのか意識になく
床のセッティングをただ眺めていたのですが

置かれた見台が
素晴らしい工芸品なのにうっとりしている...
いつも見かけるのとはレベルが違う神々しさがある

房がマットな染色の金色、そして大きく重厚な
美術品としての価値もありそうな
眼前に
ををw。。。

それでもまだ
どなたがお座りになるのかなんて考えちゃいない

上がってこられた方をみて
!!
そうだった
住大夫さんだったんだ、と

(今回それがウリでしたな、そして簑助さんの翁と
と思い出したりして)

そしてその住大夫さんがいつもの住大夫さんと違う
表情が違う、たたずまいが違う

カンタンに言ってしまえば渋い、ということかなあ
いぶし銀とはこういうものだろうか
よくわからない

いぶし銀とかそんなことで済む問題ではないような気がする
いつもよりさらに厳しい
ひときわ
特別な緊張感が滞在している

以下に並ぶ大夫さんたちとは
別の範疇の方

そういう芸術家の存在感
あまりのことにただ見惚れる

常々文楽座の人形芝居を拝見していれば
住大夫さんを拝見するのは日常(?)的なことなのですが

見慣れているはずなのですが

常の住大夫さんとは別の方がそこにいらっしゃるのですよ
いったいこの方は?


口上はありません

笛がゆらゆらたゆとう

千歳はからくり人形みたいに出る

袖口の結び目がかわい
舞台ぎりぎり前方まで来てくれて
そこにちょこんと座り、からだをねじって客席を見渡す
妖精
そう見えたら千歳は成功

錦糸さんが空気を切り裂いた
それが色気があるのだ
とろーりと

そーれ
とよあきつのだーいにっぽーん

くにとこたちのみことあまつかみなきよののち
(違ってても気にしないでください、本人全然気にしてない←いいのか)

千歳の左足はちょこんと手すりに乗る

コーラス
いわーとにー

出入りの幕が挙げられると
そこから



舞台を広く見まわし礼をつくし

--ふとのりことのかみぃうーたやあーあーー

千歳上手で左手さしのべて静止
三番叟が出るようです

一輔さんが出る
続いて幸助さんが出る

おーそれあり、おーそれありぃーー


イヨイヨ、ポンポン
とうとうたらりたあらり

ちりやたらりや
文字久さん

隣にいらっしゃる方の威容がどれだけコワいことか
と客席全員が思いながら聴いているはず
そうですよね?

なるはーで千歳が立つ
たきのみず--お仕舞いで中央へいきました

たえずとーたりつねにとーたり

千歳って主役なのかもね・・・

左手くるりと巻き上げ宙に浮く
人形は宙に浮く
千歳は妖精だから宙に浮く

三番叟は妖精の舞いだけれど、そのなかでも千歳は羽根の生えたフェアリー
飛翔する

ちょっとくねっとして
きれいな足袋をはいている足拍子きれいに踏んで

歌はコーラス、三味線も群れになって

千歳、左は二郎さんかしら
なるはたきのみず--ひらひらを扇で水を流してみせる

左右に舞う動きは
人間にはできません、妖精にしかできません

千歳が上手に戻ると

オモテをつけた翁がすすみ三番叟たちと向き合って
牽制してる?

翁のオモテってこんなにっこりにまにましてたかしら
和生さんの翁のときそんなにじっくり観ていなかったなあ
うっとりしてただけだもん

ばんだいのいけのかめ

扇で顔をかくし、オホホホ・・・
やはり滝の水は扇で流す

笑う
この翁は笑うのだ、いたずらっぽく笑うのだ
簑助さんの翁

庶民のところまで降りてきてくださっている翁
崇高に高い所に納まらず
私たちのところにおわします

せんしゅうばんぜい、よおろこびまいなればー

なんでしょうこの愛嬌は--ほんとに?

まんざいらくと
--あーーんざいらくー相子さん
--わーんざいらくー芳穂さん

この違いはなあに^^

左手をかざしました
私たちのために、いや世界のために

静かに静かに世界を回り
おっとっとっととーー
そんな感じに愛嬌を残して

こーんにちのごきとーうなーりー

さばっと腕をさばいてもとにもどります
オモテをはずして千歳に渡す

深く深く
そこまで?というくらい頭を下げて
プリンシパルの役目を終えて
姿勢を正し、下手の幕があがる、去って行かれました

翁の祈りとよあきつしまに

住大夫さんは
手はこぶしにして膝の上にふわっと置いてらっしゃる
文字久さんは開いてる

三番叟

さて
またあの重い繰り返すのか?
もうそんなことはないか(何を言いたいのか)

コワいのです
ともかくも始まってしまう

足遣いさんが一輔さんのほうが圧倒的によい
と私には感じられる
(ほかの方はそうは思わないかもしれないし)

その差が全体に響くけれど
どちらかが極端によいとか悪いとか
それはありません

まだまだこれからというときに
もうかなりお疲れでは?
と見えたりするのですが

三味線が激しくなる

そこで一旦停止
千歳が中央へ
振り鈴を二人に渡します

これからですよ
あーらめでたやな

黒尉は相子さん

千歳はキレイですね、清らかなひと

こんどは文字久さん、手を握っています

さらばすずまいらしょー

千歳は黒い箱持って下がります、しずしず、ふわふわ、ゆらゆら
でもきちんと質量のあるひと

ヨ、イヨ、ポンポン

前奏を舞う
首振りのポーズは足拍子
ひらりぞんぶりぞんぶり

そろそろ足が重くなってきた
すでにここで重いのはちょとマズイ

黒尉が疲れるところまできたのだが
うーーん
いまひとつ高揚しない

私が素直に観ていないだけか
それだけのことか

ここ、というときの気分がうまく入らない
ここで、というときにバラける

何も悪いということはありません
それだけははっきり言っておかないと

よい
とまでは言えなけれど
そういうことです

それでも
三番叟だった

このお二人は選ばれしひとたち
なのだ

きちんと三番叟ではあったではないか
きっと祈りは通じた

千歳
彼の出すぎず、すっきりした存在はよかったと思いながら
どなたがお遣いだったのかまったく考えないまま書いていた
勘十郎さんだったのだ
そうか

今までとは何か違うぞという三番叟で
再生を祈る

文字久さんが住大夫さんの尻しきをはずして
肩をとってすっくと立ち上がる

住大夫さんの表情は終始変らない

なんだか書くことがなくなってしまい尻すぼみとなって終わる

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