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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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松右衛門内から逆櫓/咲大夫・燕三Pt.3/ひらかな盛衰記

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人形浄瑠璃文楽9月公演 第二部

上手の座敷の障子が開きます
--そこには松右衛門が若君を抱いて

--こなさんは!



と左手を指し示し
すいっと軽やかに空中に浮き上がる彼女

--あなたなに?ひぐちじゃないの、ここでなにやってるのっ

ひうちのひぐち--

どうしてあなたにここで会うの--
と言いながらも彼女は
そのままの、何も怖いものなどないわ、の微笑をたたえたままである

それは
「待ってました!」風にみえてしまうほどにはずんでいて

権四郎は、えー、包丁研いでるんですけどー

切り刻んでくれい、と信頼する婿松右衛門に渡そうとすれど
--いたすまい

???--そっけなく

あー悲しい権四郎、つちまの敵どうしてくれよう
嘆く

みずくさい・・・みずくさい、みずくさい・・・・・・・
駆け出ようとするおよしをお筆が制する
松右衛門振り払う

松右衛門はもうおよしとは身分の違う人になってしまったか
いえ
そんなことはないわ(と思いたい)

松右衛門、若君をお筆に渡します
あれ、和生さん何かおっしゃってるみたい♪
なーにー

うやうやしく頂いて抱え
今度はお筆と若君上手座敷へ

お筆と若君の居住空間となったその座敷は光り輝く

権四郎中央に立ちつくす
そこにまっすぐに視線を送るお筆と駒若

この二人のつくる空気のきらめきに呆然としました
しばらく、しばらくそこだけ見つめておりました
なんでしょう

光り輝く

そこに座っているだけの二人です
お筆がきらきらにきらめいてそこにいるのはわかる

しかし、駒若までが一緒に光を放っている
まぶしい


権四郎のあまりに自然な演技をみつめるの二人が放つ光
どこから降る?

存在が放つ光

地の底からか光が漏れ出でたか、天上からか
この芝居で最上の美しいシーンです
それがありがたいことにしばらくしばらく続くのだ

権四郎と松右衛門のやりとりのあいだ

--権四郎、ず、が、たかーーい

ツケ打ち

--義仲公のご公達--
そして

われは、ひぐちのじろう
かーねー
ツケ
みつよー
ツケ

燕三さーーん!!

ミエ切る樋口

袖をぱたぱた
舞う
人形だけができる舞

人形芝居を知らない人も世の中にはたくさんいる
ふふん
いいの、知らなくて、あたしだけが知っていればいいの
こんな素敵なものがあるなんて、カンタンに知られては困るのよ

およし、伏しながらもびっくり
ど、どうしたら・・・

権四郎親子はそこにへたるしかないでしょう
そのときは

(多田蔵人--ってなんだっけ?)

樋口の大きさがみごと、文句ありません
きもちいー

お筆と駒若空間はこの間も別世界に光り輝いたままだ
お筆は微妙に反応してみせている、呼吸もしている
静止したままの生命、きらめく心

駒若が公達であることも小さい人形が確実に表現している
そこに座るだけで

動かぬ人形の美しさと生命を示す

耳を澄ましながら、自分の存在の美しさ全世界に知らしめす
和生さんと

樋口は父を敬う
--武士(もののふ)と

権四郎を掌に乗せてもちあげて

オーーーン、燕三さん

そして手をつきさらに敬う

権四郎--婿どの--なんと情を感じることばか
人形と咲大夫さんと
権四郎の上品なこと、まるで定之進のよう
武氏ですか?(わからないんです、違ってたらあやまるので赦して下さい)

ここで権四郎と樋口がお辞儀するのがかわいいのです
ハアーっ、へっ、と高く浮いてお辞儀

お筆がうれしそうに、こぼれるように微笑んで駒若に話しかけています
そしてまた呼吸し直し生命をチャージ

ここから樋口が忙しくなる
お筆また駒若を抱きあげ、くるりとまわってうれしく樋口に渡します

きれいな人
どうしてこんなにキレイ・・
和生さんのお人形はこういう人いそう、と思わせるマジックがあるけれど
いない
って私ここでこれくりかえし言ってるわね

--はやおいとま
と立ち上がり

あー行っちゃうの

権四郎は--もぎどうな
そうよねえ

でもお筆はもう外に
笠を前にかかえ、見得を切って、うしろ姿に清潔な色気を放ちながら

さらば
ふわりと浮きあがり

下手へ入りにけり
こみ上げて,拍手することしかできません
ありがとう、さようなら
あなたになんとお礼を申し上げたらよいかわかりません

和生さん、とてもとても文雀さんに似てらしたのでした
和生さんがです
お人形がというのではなく

お筆のうしろ姿の腰つきが
とてもとても、色っぽかった・・・急ぎゆくうしろ姿の色香

それでも思うのは

和生さんのお人形はきりり、と引締まっているのです
それが違う

そのとき燕三さんの音色になんともぐらっとくるほどの色香がありました

さびしいながらも彼女の残した清々しさで舞台の空気がさらさらしている
清新になりました
入れ替わりました

権四郎
--武家の女はかくべっちゃなー
いえこの方が特別に特別に特別、なのです

樋口を見る権四郎の眼が、カシラの角度がなめらかになっています
心が解けている
自然に

おいずる、捨ててしまえ
たった3つで
なんまいだ・・・

咲大夫さんが泣く
およしは顔がはれぼったい
彼女はこれからどれだけ泣きはらすか

樋口が駒若をかかえ上手座敷に入ります
場面転換

逆櫓になりますが
もちろん引続き咲大夫さん燕三さん

またこの次にと思ってはおりますが
でも
あー相変わらずですねえ
この演目一ついったいいつまでやってるの。。。この人

(もう元々ない根性さらになくしてまして
逆櫓はよくみてないので書かないかもしれません・・・)

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