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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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笹引きの段/ひらかな盛衰記

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人形浄瑠璃文楽9月公演 第二部

え!!もう笹引きなの?

呂勢さんと清治さんだ
背筋がぞくっとする緊張感



なにしろ
和生さんと玉也さんしか配役頭に入ってなくて来てますので

呂勢さんも清治さんもとても視線が気になる方です
いえ
こっち見てる~
とか
目があった~とかそういうんじゃなくて

客席のどこを見てらっしゃるのか
何が見えてらっしゃるか
ただのミーハー的興味です


この特別なお二人の目には我々客が見えているはずですが
それがどういうふうに見えているのかと
別にどうというこないか
ただ客がいる、それだけかしら

三味線弾きの方は一点をみつめる
と聞いたことがあるような気がするのですが
それがどこなのだろう、と

でも清治さんの目って動いてますよね
気になる・・・・

いきなり笹引き

まだ心の準備がーーという状態で
呂勢さん、清治さんでうろたえているというのに

和生さんのお筆・・・・

問答無用


清治さんの音色が色っぽいのにくらくらする
笹引きとはそういう段であるのでしょうか

お筆は槌松(実ハ駒若君)を抱え、山吹御前の手をとり、の逃避行
恐るべき足手まといだわ
って、違うか、それが前提なんですもの

この二人をつれてゆかねば
彼女にはそれが天命

お筆は一人ゆく、という設定はありえないのだもの

お筆はそれでもなめらかに動く
表情も余裕で美しく

追手がくる

お筆さんの、つまり和生さんの立ち回りはいつでも見応えがある
勇ましく、軽やかに
そして重厚に

文楽座人形芝居の立ち回りは歌舞伎のスローモーション舞踊立ち回りなんてかすむ


すべての人の目がお筆さんに注がれる
可憐、健気、清冽
あなたのためにある言葉

いえ和生さんのお筆のために
舞う
和生さんは自分は舞わない
あなたを舞わせる
そしてもうひとりあなたを舞わせるのは清治さん

華麗に捕り手を打ち負かし
--追うてゆく--下手へ入っていってしまうと

山吹御前が槌松抱いて出る
いや、いけない、そう言うのはおかしい、スミマセン

ふだんなら「あなた邪魔じゃないの?!」
と思うはずの私

でも文昇さんの山吹さんはそうじゃない
彼女の真摯な心、運命をなっとくさせる力がある
文昇さん素晴らしくなられました

おとうさん
鎌田隼人、玉志さん

番場忠太と討ち合う
背中で息してるおとうさん

あーーっ
切られた--すっぱと

おとうさん、死なないで、定之進のおとうさん・・・

番場のやつがトドメをさす
すてきなおとうさんに、こいつーーー

山吹放心
--この狼藉合点がゆかぬ、呂勢さんが彼女の心をまっすぐ届ける

高貴な人は嘆く、力が脱けていく
そんな嘆いている間に

悪人は槌松をとりあげる--あーーっ
やらぬやらぬーー

ハネられた

勘市さんなんてことを、そういう方だったんですか
ポーカーフェイスで上手へ意気揚々とひきあげてしまう
うむむむ・・・

首のない槌松がそこに

山吹--はぁーー悲しや
と踊る、クドく

そんなバアイか、とそのときは思ったが
そうすることしかできない

もう山吹は心もからだも元には戻れない
こうしてクドくしかないのだ

--かえせ、もどせ
手を大きく上に振りあげて

そこへ戻るお筆
闘いのあとの出でたち、髪は乱れ
カシラは換わっている、闘いのカシラ

--おそかったわいなぁ--

清治さんの手がきれいです、いえメロディのことではなく
生の手そのものが

最悪の事態を表現するお筆の舞
呂勢さんはいい、そのままだ、自然

お筆の清冽がさらにきらめく

山吹--かわいやーーで、はかなく・・・
あ、すみませんまだでした^^

--あまつさえ

足拍子で嘆く
お筆が天に向かって泣く、そこには動かない父の姿

駒若さまは--わたしをまわし--

お筆は乱れても乱れない
すっきり通る一本の芯

エレガントです、でも心は立役でしょうか

刀を鞘に納めようとして、中を払うというしぐさをしてみせる
そしてすきっと入れ直し

上手には槌松の遺骸
抱き上げ

--手触りが?!と

どうして今ごろ、それもあなたほどの方が(芝居ですから)

--若君ではありません、こりゃなんじゃ、おいづるかけているわいな!!--
ここの感情が語りにやや足りないかもしれない

取り違えた、天の恵み---

何が恵みかよくわかりませんが、お筆サイドには恵み
うれしやーー

なのに、なのに
葵、じゃなかった山吹御前は苦しみだす
(すみません、素人はつい混同します)

お父さんは上手で客に頭を向けたまま横たわる
お筆の定之進のお父さん
玉志さんはいなくなってしまったけど

山吹はもう元に戻れない
かっくり、と首を垂れ

--あえなき最期

文昇さんが腰をかがめ去ってゆきます

おお悲しい
天を仰いで泣くお筆、泣いて泣きあげる

そこで清治さんの曲調が変わる
気を取り直す前向きなひと

そうじゃそうじゃ嘆くまじ
--妹千鳥を心を合わせ

あ、千鳥の名前が
千鳥って妹でしたっけ?

すいっと立つひざを折って空中に立ちあがる
うわーーきれい

足遣いさんがとてもとても美しく遣ってくださっている
褒めてあげてください
玉誉さんのはずです

和生さんのシンが美しいのとひとつになって

お筆は--待って、そうすると?!--
しばし物思う

清治さんがーー
ここで休憩してよいですか
息がきれてきました、もちろん私が
お筆さんのようにカシラが「娘」ではありませんので
では

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