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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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尼ケ崎の段Pt.3/絵本太功記

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人形浄瑠璃文楽 夏休み公演 第二部


夏行かないはずでしたので
チケットは直前になってお願い(おまかせ)


かぶりつきだけどはじっこでした
でもこの席は操さんの大きな目と額のきれいな曲線を観るための特別席だった♪

お人形の動きがきちんとインプットされてる人なら
この浄瑠璃のこの段ならここ!!
みたいにあるんでしょうけど
私はなんにも覚えていない

歴は長いばかりは長い
でもすべて一瞬にして忘れ去りますので

お人形のキメどころ、見せ場ってわりと下手が多くない?って思ってましたが
けっこう上手がツボでしたのです

操さんを観るならということです
それしか考えてませんから
ほかは知りませんよ

と気がつくと
初菊もふんわり、もっさりクドイていますが
彼女はそのまま置いといて--と


光秀が
木登りへの体制に

あの体操
上手で体勢を整える、さあ下手向いて

柝がチョン

メリヤスが彼をぐいぐい動かす
勢いつけて木登り
大きく手を振って松の木へ
わたしだって、うわうわうわ・・・の血沸き肉躍る瞬間

でも可憐なプリマドンナが
--さすが勇気の光秀も、親の慈悲心子ゆえの闇

光秀も彼女にはかなわないのよ

皐月さんが生身で震えている
こちらも震える

光秀--久吉めがーーー

と叫んでいる間に皐月さんから涙があふれる
生きている、こちらにも涙があふれる
それほどに生きている

性根は男の可憐なお婆さまがふるえている

そしたら
--武智光秀しばらくまてーー、真柴筑前守久吉対面せーーん

操さんが少し後ろに下がりますと
襖が開く

ちょっと首傾けて、口をへの字にして気取って出る久吉め
足を高だかと踏みながら

表情に面白みがある、意味ありげ

お決まりのフレーズ
--優美の骨柄
そうかな?

でも5月の久吉よりよいです
あくまで私の好みとして

皐月
--ノウ久吉さま
それもやっぱり倅めが、かわいさゆえの罪滅ぼし---

咲大夫さんはムリに婆さまらしく震わせたりしない
まっすぐです
それがこの婆さまの骨柄に似合う

操さんはただただおろおろ泣き崩れ、すわって嘆き、立ちあがり
それだけなのだ
それを和生さんで観る、贅沢にもほどがある

先に十次郎が逝く
そして婆さまがくずおれる

常識で考えれば操さんが正気を保っていられるのが不思議
浄瑠璃ってみんなそうですけどね
狂気の沙汰ですけど

私べつに感動してるわけではないんですよ
なんだかなーーなんて醒めています

何がうれしくて観ているのか
(たぶんこれらを演じる技芸員さまが観たいのだ)

あーーっ勘壽さんがもういない!!(あたりまえだ)

操さんがすーっと皐月さんをうしろへ隠す
そして十次郎も

勘彌さんが腰を折って頭を下げて
いなくなってしまいます

燕三さんの存在の大きさ、重さ
三味線が響く、どこまで響いているだろう、届いているだろう

--二世を固めの別れの涙
で咲寿さんが白湯の器を引き取って下りました
あ、もう少し、だ

初菊尼になりました
尼ヶ崎
このカシラはすっとしてる
俗を脱した尼らしさがある
綺麗になったわね、初菊さん

勘市さんのお人形は金時顔のかわいい人
誰だっけ?

燕三さんが、三味線が主役になる
そして光秀を主役にしてあげる

響く、劇場に、心に

光秀が上手で目をすいーっと寄せて
手を客にさしのべています
私が主役でしたのですよ、わかります?


わかります
あなたには難がまったくありませんでした
そのまま光秀でしたもの
だからモンクも言いませんでしたでしょ?

写す絵本の太功記と末の世までも残しけり--
絵本→わかりやすい

でも私はいつものとおりわからない
それでよいのです

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