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ふくひめライブ--絹の絃、人形浄瑠璃文楽と落語

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千本通り光秀館の段/絵本太功記

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人形浄瑠璃文楽 夏休み公演 第2部

呂勢さんと清治さんの肩衣に、おぉっ、と瞬間のけぞりまして
デザインはどなたがするのでしょう

ここも5月東京では出ていないところ


清治さんの音にぞくぞくしてしてしまううれしさ
清治さんが目を上げればすぐそこに
という喜びは表現のしようがありません

--出でてゆくーーーぅー
--名にし負う花の都をとなりして、千本通りにひと構え---


操さまが♪
すいっと出てしまいました

そんなさりげなく出ないでください
でも性根があるような、ないような操さんですから
それでよいのかもしれません

--殊勝にみえて褄はづれ、さすがは武家の奥ゆかし
ですもの

今でも表情とカシラの揺れがあざやかな彼女が目の前に浮かぶ
あの冴え冴えと大きな目、白い表情は忘れることができない


下手より
九野豊後守というおじいさんがつかつかつか

そして操は左にくるりと向きなおる
いつもの綺麗な人

和生さん、文雀さんがいつもお遣いのカシラ
なぜにかくも美しいか

白いカシラに大きな大きな目
遠目だと切長風、近くでみるととてつもなく大きい
だけどとても涼しい

凛と涼しく、そして眩しく
かなり文雀さん入ってきてますね
でも
やっぱり和生さん独自のやわらかさ
それが甘ったるくなくやさしく香る
こちらはとろけてしまいそうだ

典侍の局のように厳しくはない
彼女の性根は立役でした(たぶん)
操さんはそうではないのです(たぶん)

操さんは厳しさのひとではない
でも弱さはない
中庸です

呂勢さんは声は
合うとか合わないとか
そういう風に感じることってありません

誰にでも軽々となれる
それは努力してどうにかなるのだろうか
どなたも精いっぱいの努力をされるのでしょうが
天性のものが必要ではないでしょうか
もっちろん、ぜんっぜんわからないで言っている
無視してください

信長に呼び出された光秀を案じる奥方と家来との会話がかわされてるみたいですが



--殿さまご下城~--

傷心(でいいのかな)の光秀が戻った
ここでまた能がかりのお囃子

シテは光秀
能がかりで帰ってくるのだ

でも光秀は目立とうとしない
そういうシテ

玉女さんのお人形は目立とうとしません
それが存在感となる

なんか光秀が文吾さんみたいだった
お人形が
あらどうしてかしら
文吾さんの表情って主張がありましたけどね

十次郎がつるりとした若男顔で現われる
まったくなんて綺麗なやつなんだ

操さん
夫(つま)の顔、表情をみて
そう、額に三日月

え?と

大きな目には
「どしたの?このひと」
と書いてある

それがなんとエレガントな
その目でじっと夫(つま)を見続けるが

十次郎が
--蘭丸がっ...蘭丸がやったんだよ、ママっ
春長が逆上して、言われるままに蘭丸がぁ---

泣き崩れる

妻は、くっと胸に手をあててこらえながら、けど、こらえきれず涙を拭く
--やっぱりそうなのねっ


豊後守の首の振りが
なんというのか・・心がこもっている、と視線をずらすと
玉志さんでした

あら文司さんが赤いお顔の田島守
こういうのもよいはずですよね
最近は若男のあまりの美しさにうるうるして
あるいは女形の唯一無二の個性にうっとししたり
でもこういうのでも個性をみせていただきたい、な

これ与勘平かと思ったらちがった
ふつーの金時さんだった
いつの日か本家与勘平遣っていただきたいです♪

話がどこいってるかはわからないけど

--やーおろかおろか--
と言ってるのは光秀ですよね

ブン、と軽く清治さんが奏でて

田島守が殿に言い含められたかたち
そこにご上使

--女房倅は、あっちへ
と追い立てられ上手の座敷へ


玉勢さん赤山ナントカ
やや印象軽いですが
短慮のご大将のお使いですからこんな感じでよいんだ
ふーんこれが与勘平なんですね

その赤山がなにやら無茶苦茶を言ってくると

田島守
--前後揃はぬ---春長が奸計--
いかにいかに~~

私、わからないので無茶苦茶で済ましてますが
これを間違えて読んでらっしゃる方は筋はとっくにおわかりでしょうから
そのまま行っちゃいますけどー

あ、わかった
田島くんが「尾田を打ち滅ぼしーー」と言ってるんだ
やっとわかったぞ


操さんが田島を落ち着かせようと
--わが君を殺して四海を奪おうとは---

--主を殺して
で、手を上から下に
和生さんのこのポーズしっとり、きわめて美しい(お人形がです)

顔はさえざえと白く

彼女がひとりで動いているのか和生さんと一体なのか
そこがわからなくなる
そのわからない、という感覚が文雀さんと同じなのです

和生さん、あるいは文雀さんが人間でらっしゃるとして
人間の手でこんなに美しくいきものになるのか

手だけではなく全身全神経でお遣い
ということもわかってはいるのですが

彼女、あるいは彼がどういう意志をもって生きるのか
わからない
そのわからない感覚にトリツカレテいる


人格者であろう豊後守さまも殿を諌める
光秀は文武両道であったのですね
歴史を知らない私はこういうこともちっとも知らない

それと日向守とは光秀のことなんだ

豊後
--反逆謀反はみな佞人のなすところ
ねいじんという言葉ははっきり聴こえた

漢詩とか出てきてるみたいだけどさっぱりわかりません...

豊後さんのカシラの動きが本気
心から主君である光秀を心配してる

心がふるえている
諌めの言葉--ふるふるふると劇場をふるわせる
語りにこもる心、力、両方で

光秀
--心なき人はなんとも言わば言え--

その瞬間

えぇぇぇーーーーなんてことーー

いきなり豊後の首が--落ちた

だめ

操の右腕に怒りと、悲しみがぶらさがって
世にも美しい型をもって彼女は泣く

和生さんに随うようなそぶりで
そして自分の意思で泣く

彼女はそれだけのかくも美しいお人形である

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